Killing Zoe / ロジャー・エイヴァリー
銀行強盗バイオレンス
誰にどう気の毒がられようと、アタイ的には、断固萌え映画でございます。
Huluのラインナップで発見するや、助走をつけて飛びつきました。
アタイのごとき、ちょい映画好きモドキでは、とてもこの映画の魅力を語りつくせる実力はないので、僭越にもホドがあるのだが、めっちゃひさびさに見ることができて、嬉しさ絶好調なので、プチ布教させていただきます・・・・。
■ 続き
あらすじ
金庫破りの天才ゼッドは、友人エリックに腕を貸すため、アメリカからフランスにやって来た。フランス語はサッパリだけど、フランスでは、結構英語が通じるのであった。
いいなぁ、やっぱ英語が話せると、どこに行ってもあんまし困らないんだね!
アタイも、英会話ぐらいちゃんと会得しとけば良かったなぁぁぁぁ。
・・・って、そういうことで、べつに間違ってませんよね?
まぁ、ぶっちゃけキリング・ゾーイに、あらすじなどとゆーモノは、もともとないも同然だし、この映画の良さは、むしろ重箱の隅に集中して存在する、というこっちゃ。
まずは、この映画をまだ見てない人はいますぐ見、とっくにこの映画を知ってる人は「こいつアホやな」と思ってくださればよろしいかもです。
感想
とにかく!序盤はジュリー・デルピーの透明な美しさに、のぼせてのぼせてのぼせまくる。肌は白いしほっぺはピンク、しかもおっぱいの可愛いこと!
ぶっちゃけ、妖精界のいちご大福、この世のものとは、とても思えぬスイートなるエロキュート!!
アタイたち、ひるむことなく、鼻血など噴射するのが、正しい生理現象かと思われます。
でも、ことは単に、それだけではないのだ。
なんせ、エリック・ストルツとジュリー・デルピーのベッドシーンをバックアップするのが、ムルナウ監督の「ノスフェラトゥ」!というセンス。
どう考えても、どうかしてるぞ!!ひどいぞ!いいぞ!!とジタバタします。
一夜明け、ジャン・ユーグ・アングラード演じるエリックが乗り込んでからは、相当イカレた展開なので、由緒正しく、唖然となります。
なにはともあれ、エリックというキャラの強烈さ。
ウエットなロンゲのジャンユーグ、って時点ですでに、充分殺気を感じるんだけど、おまけにホモでエイズで、ヤケになってて、しかも銀行強盗をリーダーとして企ててるのに、決行前日にいろんなヤクをキメまくる、という空前絶後のダメ人間っぷり!
バーで、トランペットを吹くエリック。
アバズレにいちいち対抗心を燃やすエリック。金塊を前にして、金持ち気分にしみじみ浸っちゃう子供みたいなエリック。
暴力的でクズでゲスでどうしようもないのに、悲しくて可愛くて憎らしくてカッコよくて情けなくてつらい。
あと、周囲はサイコーに気が狂ってるのに、常にボヤボヤ~ンとしてるゼッドがいい。
なんせエリック・ストルツだもんね。フラフラ流れるでくの坊にしか見えないのに、問答無用に主役オーラを放出していてカッコイイのじゃ。
ぶっちゃけ、話の展開上、金庫破りのシーンがゼッドの見せ場になりそうなもんなのに、そこではまったく盛り上がらない、っていう高度なギャグが通用するのも、ゼッドのポーカーフェイスあればこそ?
そのかわり、警備員に情けをかけるシーンは最高でした。
あと、エリック・ストルツ、鼻バンソコ似合うよ!可愛いよ、可愛いよ!!
ただ、そういえばひとつ気になることがあるとしたら、ほっぺに負傷したあとで、エリックの返り血をあびたゼッドのゆくすえ。
やっぱ、発症するのかな?それって、エリックの狙いなの?せめてエイズを遺して逝く、という愛の裏返し?うーん、そこまで複雑な話じゃないか・・・。
まぁ、細かいことはいいってことよね。
ともかく、今見ても萌え死ねる映画だと再確認。
しかも、ブルース・ラムゼイまで出てるしな(ほぼ一瞬)!
あと、殴られて、白目をむいてひっくりかえるゾーイを見たら、もうジュリー・デルピーのファンになるしかないがな。
アタイの脳裏に特等席を設けるぐらいの、ステキ変顔。
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▼ちなみに今ならHuluで見れます。アタイはHuluで見ました。
▼あと、ブルース・ラムゼイ鑑賞のおススメ映画
▼エリック・ストルツ的にはこれ
「キリング・ゾーイ/破滅への銃弾」データ
Killing Zoe(1993)フランス、アメリカ
監督
- ロジャー・エイヴァリー
出演
- エリック・ストルツ(ゼッド)
- ジュリー・デルピー(ゾーイ)
- ジャン=ユーグ・アングラード(エリック)
- ゲイリー・ケンプ(オリヴァー)
- サルヴァトール・ゼレブ(クロード)
- ブルース・ラムゼイ(リカルド)
- タイ・サイ(フランソワ)
- カリオ・セイラム(ジャン)