Texas Chainsaw 3D / ジョン・ラッセンホップ
オープニングの映像が超なつかしい
ナヌ、悪魔のいけにえの、由緒正しき続編ですとな?
確かに、オープニング、ソーヤー一家が行った悪行の数々のフラッシュバックでエキサイト!
ヒッチハイカーやらサリーちゃんの姿も見られて、懐かしいったらなかったよ!
随所に、新しいほうの「テキサス・チェーンソー」での、扉バコン!の映像を仕込んでるのは、オリジナルレザーフェイスの古臭ささをはぐらかす、テクニックみたいなモンなのかなぁ?
ただ、アタイ、レザーフェイスの動きに関しては、テキチェンよりも、断然いけにえ派なもんで、テキチェンのレザーフェイスの扉の閉め方に関しては、「そうじゃない!」と、つい眉間にシワが寄る。
アタイ的には、例の扉は、単に力任せに乱暴に閉めてるんじゃなくて、獲物に対して共感も感情もない無神経さゆえの「バコン!ズルズル・・・」なんだよね・・・。
まぁ、アタイの好み的には、ってことに過ぎないんだけど・・・。
■続き
ともあれ、ソーヤー一家の悪事がバレて、ほぼ全滅させられるまでのシーン。
ビル・モーズリーやガンナー・ハンセンみたいな、懐かしくも豪華な顔ぶれのおかげで、思わず目頭が熱くなる。
と思ったら、怒りに狂った有志たちが、正義の名のもと押しかけて、ソーヤー家が出火!
一家(ほぼ)全滅シーンでは、家族愛に満ちたソーヤー一家が被害者で、まるで悲劇の主人公!
ぶっちゃけ、所詮どいつもこいつも殺人鬼かよ!という客観的判断が麻痺するので、ついソーヤー一家を応援するよね。
アホなアタイは、デビルズ・リジェクトでもこの手のワナにハマったのだが・・・。
ともかく、自宅で、飛びださないDVDを見たアタイでも、そこまでの流れは、とても満足できました。
けど、ビル・モーズリーのドレイトン死んじゃって、「全ての見所が終わってしまった・・・。」と、魂がヌケガラと化しました。
まぁ、でも映画的にはここからが本番。
本番からは、いろんなオマージュネタで小さくムフっとしながら、近代ティーンズ・ホラーと化したお話に付き合わされた感じです。
やっぱ、後半の見所は、1にも2にも、アレクサンドラ・ダダリオの可愛さに尽きる!!
なんだろう、あの透き通った目!!
エッチな衣装とビッチな化粧、しかも殺人一家の生き残りというキャラでありながら、アレクサンドラ・ダダリオが演じると、もう、天使!!かわいい!美しい!!
もうそれだけで、後半の展開が、お花畑になりました。
あと、良かったのは、レザーフェイスが、顔を直接縫い付けるシーンかなぁ!
この映画の出血シーンで、あれがいちばん、痛かった!
ちなみに、「レザーフェイス一家の逆襲」って題名は大風呂敷の広げすぎよね。
ぶっちゃけ、暴力団の報復合戦みたいなモンなんだから、せいぜい、「レザーフェイスとそのイトコが、力を合わせて敵討ち!」ってぐらいのモンだと思う。
あと、あの保安官だけは、いくらなんでもどうかしてるぞ。
まさか、ホイト保安官へのオマージュなんかじゃないだろうなぁ?
そういえば、仇の名はハートマン・・・。
でも、もしなんか含みがあったとしても、とりあえずいろいろ含んであれば、何でも喜べるわけじゃないぞと言っておきたい。
(2016年3月)
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データ
Texas Chainsaw 3D (2013)アメリカ
監督//
- ジョン・ラッセンホップ
出演//
- アレクサンドラ・ダダリオ(ヘザー・ミラー)
- ダン・イェーガー (レザーフェイス)
- トレイ・ソングス(ライアン)
- スコット・イーストウッド (カール)
- タニア・レイモンド(ニッキー)
- ショーン・サイポス(ダリル)
- ケラム・マレッキ=サンチェス(ケニー)
- トム・バリー(フーパー保安官)
- ポール・レイ(バート・ハートマン)
- リチャード・リール(ファーンズワース)
- ジェームズ・マクドナルド(マーヴィン)
- ビル・モーズリー (ドレイトン・ソーヤー)
- マリリン・バーンズ(ヴァーナ・カーソン)
- ジョン・デュガン (グランパ・ソーヤー)
- ガンナー・ハンセン(ボス・ソーヤー)
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