NICHT MEIN TAG/NOT MY DAY(ペーター・トアヴァルト)
人間、気の迷いで映画を見てもええじゃないか
まぁ、「俺たちには今日もない」とか言われると、そりゃついポチっと見ちゃうのが人情ですよね。
もちろんボニーとクライドは、草葉の陰でさぞかし迷惑してると思います。
内容は、題名であらかた予測がつくように、オバカでゆる~いバディものでございます。
ぶっちゃけ、強盗と人質が逃走中に仲良くなったはいいものの、人質の銀行マンがその状況をエンジョイしすぎてオーバーヒート、逆に強盗がさんざん振り回され冷や汗をかく話です。
まぁそれだけっちゃそれだけなんですが、細かいギャグの仕込みがヒドくて、くだらん、実にくだらんのですが笑ってしまう。
小ネタが映画のほぼ全てなので、まずいないとは思いますが、今から見ようという稀有な方のためだけに、小ネタばらしはやめておきます。w
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ミーハーに言えるこの映画の良さは、やはり微妙な豪華キャストではないでしょうか。
特に誰が良いって、強盗のナッポを、これまで築いた全てのキャリアを捨てる勢いで演じる我らがモーリッツ・ブライプトロイですよね。
スッピン(?)の時は顔のパーツが真ん中寄りな印象なんですが、いざヒゲを生やしロンゲにすると、びっくりするような色っぽさです。
ロンゲはちょっと油ギッシュなイメージで、いっそうチンピラ感がひきたちます!
あと、ティル・シュワイガーまじ出てるwww
モーリッツとティル、この二人の名前で、サイコーにクールな名作「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」が頭をかすめる人もいるのではないでしょうか。
あの感動を台無しにしないためにも、そこはかすめる程度に留めておくことをオススメします。
そしてご迷惑銀行マン、ティルの妻役に、アンナ・マリア・ミューエでございますよ!
父君はあのウルリッヒ・ミューエさんです。
お二人のキャリアを台無しにしないためにも、「善き人のためのソナタ」とか、「青い棘」とか、くれぐれも思い出したりしませぬように!
まぁ、私としてはナッポの妻役がフランカ・ポテンテとかだったら、もっと気を楽にして笑えたんですが!
ともかくですね、この微妙な映画には、さらに、エリック・ラング、あっハインツ・リーフェンも出てます。手紙は憶えているのおじいちゃんね。どこに出てるか、探してみよう!!
まぁ、お話はなんだかんだ落ち着くとこに落ち着くんですが、見終えた感想を端的に申しますと、オメーラなにハッピーにエンドしちゃってんの?
・・・・という眉間のシワがうなりをあげる感じです。
ちょっとぐらいは反省せぃ!!どっとはらい。
もし気が向いたらDVDを物色するまでもなく、プライムにあるよ。
でもどっちかというと、こっちを見て。
トレイラー見れば別に本編見なくていいかも!
「ノンストップ・バディ 俺たちには今日もない」データ
- NICHT MEIN TAG / NOT MY DAY(2014)ドイツ
監督
- ペーター・トアヴァルト
キャスト
- モーリッツ・ブライブトロイ(ナッポ)
- アクセル・シュタイン(ティル)
- ヤスミン・ゲラート(ナディーン)
- アンナ・マリア・ミューエ(ミリアム)
- ネレ・キッパー
- ベン・ルェディンガー
- ハインツ・リーフェン
- エリック・ラング