映画に出てきたお気に入りの殺人鬼ピックアップその3
今回は邦画です。
あんまし邦画は見ないので、ちょっと少なめ。
でも納豆にメカブを和えたイメージでチョイスしたので、きっと血液サラサラ効果があると思う。
いいんですよ、お礼なんて。
久保竣公(宮籐官九郎)
魍魎の匣(2007)
クドカンの 久保竣公は、賛否あるみたいなんですが、私的には超ビンゴじゃん!!と絶賛のハリケーン的キャスティングでございます。
もちろんラストの竣公が変り果てた有り様には、おおいなる異論があったりするんですが、それまでは本当に神経を切り刻まれるような気すらする、嫌なキャラクターでした。
そもそも竣公は、ハコの中をみっしりと埋め尽くしたい偏執狂で、あることをきっかけに少女のハコ詰めにハマるのですが、クドカンのビジュアルがその凶暴な神経質さの表現に適応してるのが怖かった。
日ごろ陽気な脚本を書いたりされている人なだけに、イメージのギャップに震えます。
映画「魍魎の匣」自体については、私とて分厚い原作もマンガ化された作品も目を通しておるのですが、それはそれ、これはこれと割り切ることに成功しております。
ちなみにアニメまでは見ていませぬ。
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狂犬(ヤヤン・ルヒアン)
極道大戦争(2015)
オタクスタイルのヤヤン・ルヒアン が見られます。
殺人鬼ってより、殺人の達人ですかね・・・。
ともかく最高ですからね・・・。
「これってヤクザヴァンパイアの話だろ?」とひと言で片付けるなど許されませんよ・・・ヤクザヴァンパイアだけの話ではないんですよ・・・。愛と人情とカエルケロケロまで盛りが徹底してるので、もしかして日本の映画史に残りますよ・・・。
うん、残んないかもしれないけどな。
結城美智雄(玉木宏)
MW-ムウ-(2009)
ムウという映画作品自体は、到底ムウとは思えないほど別モノだと思うんですが、こと玉木宏のミチオについては、イメージぴったりと思います。
もし毒ガスの存在がなかったとしても、こんな美しく妖しく魅力的で、救いのない悪党が身近にいたら、デフォルトで気が狂って当然ですよね。
ですから、アタイの宏をキャスティングする以上、本来ならば原作以上に攻めていただきたかったです。
まぁ映画なんだし、別に原作どおりじゃなくてもいいです。
けど、せめてもうちょい原作に敬意を払った作品が見たかったです。
つーか、そもそもBLを省いたことがあまりにも許せないわけですが、せめて玉木宏が女装するだけでもまだマシになったはずなのに!!!
ミーハーとは、そこらへん根に持つ生き物です。
できればミチオ玉木宏、神父ジェイソン・モモアでリベンジしてくれ。