African Kung-Fu Nazis/セバスチャン・スタイン、ニンジャマン
目次
楽しそう(制作側が)でヨシ!
結論から言いますね。これは凄い映画です。
お話にテンションを合わせてダラダラ見てるうちに洗脳されます。
配信全盛の昨今、あまたある一流作品のなかにこんなもんをシレっと紛れ込ませて、アタイのような善良な一般市民をみごと洗脳、あげくブログ更新までさせた責任、所在を明らかにして欲しい。
確かにまだしも冷静な最初こそポカーンと白目になるものの、だんだん向こうのペースにのみ込まれていきます。
しまいには手作り感あふれる楽しそうな現場に、癒しを感じたりしてしまう。
脳内で、なんかの化学反応が起こっています。
名作や大作がいくら狙っても出しきれないであろう、偶然に助けられたなにかです・・・。
果たしてこのトリップは合法なのか・・・おそろしい・・・・そしてもう引き返せねぇ。
こんなアタイにも世間体ってもんがある。どうしてくれるんだ。
あらすじ(ネタバレ)
第二次世界大戦のあとヒトラーと東條英機はちゃっかりと生き延びていました。
おかげで漂流先のガーナは大迷惑。
彼らが現地の人々を「日独同盟血塗れの党旗」により洗脳しつつ、ゆくゆくは独立国家として世界を支配するという野望を丸出しに、ガーナアーリア人(イタリアは除外)として勝手に君臨したからです。
ガーナアーリア人によってさんざんな目に遭わされた現地の青年アデー。
これは彼がヒトラー主催のトーナメントに参加するため、カラテに対抗できるカンフー使いとして成長し、みごとナチスの呪いをとくお話です。
わけがわからん。
感想
ウソにならないよう言葉を選んで書きますので、ニュアンスを汲み取っていただけるとありがたいんですが、本編を観ずに私の気持ちを理解してもらうのはまぁ無理だとわかっています。
正直オススメもできないですしね・・・。
けど心の広いカンフー映画のファンの方には許されるかもしれません・・・。いや無理か。
えーとですね、そうは言ってもカンフー映画なのでアクションを思いのほか楽しんだことを告白します。
パチモン関西弁にも、そのうち慣れることができました。
よもや、それで吹き出してしまうことになろうとは冒頭では知る由もありませんでしたが・・・・。
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あと、独特の流血シーンはクセになります。
中国の武侠ドラマとかこのスタイルを採用してもいいんじゃない?
それから、私は「絶対に笑わないぞ。」と心を決めていたのですが、時々意外なタイミングでジャブをかましてきますので、最後まで油断ができませんでした。
具体的には三番目マスターの
「選ばれし男やってんな。」
とかいうセリフにふいをつかれると負けです。
一方でセバスチャン・スタイン監督の熱演や、秋元義人氏のクールなお仕事ぶりにもやられました。
このような映画をわずか200万で撮ったとか、しまいには劇場公開されたとか、いっそ伝説化しちゃったらいいのでは・・・。
#アフリカン・カンフー・ナチス
— ikuko (@ikucolin) 2023年3月18日
今から見ます・・・・。
https://t.co/htbaCyK7IB@amazonより
ちなみに誰も見そうにない映画だし何を書いてもバレやしないだろうと思うので思い切って言いますが、アベック青年、ちょっとセルゲイ・ポルーニン似のイケメンで、乙女心がときめきました。
「アフリカン・カンフー・ナチス」データ
- African Kung-Fu Nazis(2020)ガーナ・ドイツ・日本合作
監督
- セバスチャン・スタイン
- サミュエル・K・ンカンサ(ニンジャマン)
キャスト
- セバスチャン・スタイン(ヒトラー)
- エリーシャ・オキエレ(アデー)
- 秋元義人(東條英機)
- マルスエル・ホッペ(ゲーリング)
- ンケチ・チネドゥ(エヴァ)
- ウォーカー・ベントル・ボアテング(アカンテ)
- アマンダ・アチアー(ビッグ・ブラック・ガール)
- アンドリュース・メンサー(影蛇拳マスター)
- 朝堂院大覚(エンドロールのみ)