映画に出てきたお気に入りの殺人鬼ピックアップ
私は映画に関しては雑食ですので、珠玉の名作ばかりを見てるわけではございません。ぶっちゃけホラーやサスペンスも少々たしなんでおりますゆえに、おのずと溜まってしまうんですよね。
お気に入りの死体とか、お気に入りの殺人鬼とか、お気に入りの末路とか・・・。
まぁ、お気に入り死体をズラズラ並べるにはイマイチ機が熟してないと感じますので、今回は謙虚に映画で見かけたお気に入りの殺人鬼など、粛々とピックアップしたいと思います。
1回につき3~4人ぐらい。
あれもこれもと収拾がつかなくなっても困るので、今回の括りは「人」とします。
プレデターとかピンヘッドとかは無しよ。
ちなみに「人でなし」は入ります。日本語の奥深さよね・・。
あと、犯人が誰か?という映画の場合はネタバレになる可能性があるかもですので、あらかじめテヘペロしておきます。
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ハンニバル・レクター
- 羊たちの沈黙(1991)
- ハンニバル(2001)
- レッド・ドラゴン(2002)
- ハンニバル・ライジング(2007)
- ハンニバル(テレビシリーズ2013~2015)
レクター博士の魅力はとてもひと言で語れませんが、めっちゃ言葉をそぎ落として言うなら、紳士の器に知性と狂気が同居しているところにあるのかも知れません。
そもそもトマス・ハリスのキャラとして、すでに完成された最高の魅力がございます。
映画化に当たっての人選現場は、さぞエライコッチャだったのではないでしょうか。
そんなハンニバル・レクター像として、決して美男とは言えないアンソニー・ホプキンスがとても優雅に激ビンゴ。
羊たちの沈黙が好きで好きで、私としてはもうアンソニー以外のハンニバルは考えられないほどでした。
ところがそんなハンニバル・レクター熱を別の意味でさらに盛り上げてくれたのが、我らが至宝、マッツ・ミケルセンでございます!!
レクター博士はお料理に関してもスゴ腕なのが魅力のひとつとして光るのですが、マッツに料理人役がお似合いなのは、過去の映画で立証済みです。
しかもウィル(ヒュー・ダンシー)との2ショットと、血の海の組み合わせの美しさときたら、とてもこの世のものとは思えない。
地獄という名の極楽!
ハンニバル、シーズン3で打ち切りとか、私は信じておりませぬ!
早く、早くシーズン4をくださいたまえ!!
アントン・シガー
- ノーカントリー(2007)
ハビエル・バルデムのおかっぱ頭ってだけでも最強ビジュアルなのに、行動がいちいち凄すぎるんです。
大体腕からホネがハミ出てんのに、そこらの子供にシャツを脱がせて三角巾代わりにし、お代をきっちり払って立ち去るんですよ。
その几帳面さに私の心は打たれました。
それにしてもアントンさん、医者にかかる気はないのでしょうか。私はすこぶる感染が心配です。
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ジャクソン
- 13日は金曜日Part25/ジャクソン倫敦へ(1988)
ジャクソンについてはふつつかながら、↓にしたためております。
なんせ殺人鬼なのに主役!!
しかもいろいろ苦悩してるので、殺人鬼として大丈夫か?もうちょいしっかりしなはれや!!と自分の中の世話焼きおばさんがムックリします。
その親身なハラハラは、他のスラッシャー映画ではありえない種類のものなので「ヘンなもの見た。」というインパクトがいまだに全く薄れません。
そういう意味では、マイフェイバリット殺人鬼。
マリー
- ハイテンション(2003)
恋愛というものは、相思相愛でなければ不毛なことが多いのですねぇぇ・・。
一方的な片思いの末、独占欲があられもなく暴走した一例がこちらです。
想いを寄せる相手の鼻先で丸ノコをギュンギュン唸らせ、無理やり「好き」と言わせたところで、そこに幸せはないっつーか、むしろ逆に嫌われて何もかもが台無しっつーか。
ただ、幸せはなくとも血糊や肉片はゴージャスに飛び散りますのでトリップ感は文句なし。
ともかくマリーのキャラは、痛々しい美しさがあるんですよね。
思いが強すぎるゆえに、人格の分裂に翻弄されるおぞましさと悲しさは、他の追随を許しません。たぶんね、たぶん。