2001年マイBEST12
鬱映画豊作状態?
- ダンサー・イン・ザ・ダーク
- キャラバン
- オテサーネク妄想の子供
- ファニー・ゲーム
- スナッチ
- ミリオンダラー・ホテル
- レクイエム・フォー・ドリーム
- 山の郵便配達
- ハッシュ!
- 光の雨
- 初恋の来た道
- 千と千尋の神隠し
■続き
キャラバンは、思わずパンフレットまで買っちゃった!!
そもそも、「リトル・ダンサー」を見るつもりで映画館に行き、チケットまで買っていざ入場、という段になり、壁面のポスターを見やると、同映画館で上映中の、「キャラバン」が最終日!!との情報が!!うぉぉぉぉ、あ、あ、あぶないとこだった!
そこで、ゴリゴリと映画館に交渉して、リトルダンサーのチケットで、キャラバンを見せていただく、というアクロバットを行いました。
もちろん、気持ちよく対応してくれましたよ、人情のある、いい映画館でしょ。
おかげで、近来まれにみる、余韻の深い映画を思い出に残すことができました。
大スクリーンで視界いっぱい広がるあの風景や人々の営みを見のがさず済んだこと、山の神様に感謝しました。
話といえば、単に塩を運ぶ話なんやけど。
初恋のきた道も本っ当~~に良かったです。チャン・ツィィーのぴょこぴょこと弾むオサゲを見ているだけで、もうじーんとしちゃうのは、一体何なんだろうか。この映画を見て涙がでちゃった人は、きっと普段は忘れてるすみっこに、そんな光景とオーバーラップする、何かがある人なんだろう。
映像もそれはそれは美しかったなぁ。さすがチャン・イーモウ監督。
ファニー・ゲームは、嫌いな人が多いみたいなんですけど、やっぱ、すごい映画には違いないよね~~。アタイは今後、ハネケ監督の映画を欠かさず見ることになるだろうな、と思います。ミーハー的には、ウルリッヒ・ミューエ萌え。
スナッチは好きなカテゴリなんですよね。ガイ・リッチー監督好き!
何というか、破綻しやすいこの分野で、構成とテンポと飄々としたバカバカしさを成功させてるのがツボにハマるというか、見終わった後、「あー面白かった。」って、思わず1オクターブほど高めの声が出る。
あと、ダンサー・インザダークにしろ、ファニーゲームにしろ、レクイエム・フォー・ドリームにしろ、ひどい鬱映画だと思うけど、アタイにとって、最も憂鬱だったのが、光の雨でした。役者があさま山荘の事件の芝居をする、という2段構えによって、悲惨さの緩和が図られてる・・・みたいに言われてるけど、ぜんぜん見やすくなってないよ!もうほんとうに苦い後味が数日残るような、つらい映画だった。
番外になるんだけど、セシル・B・シネマウォーズも面白かったなぁ。ウォーターズは、ピンクフラミンゴ以来、追い払っても追い払っても食い込んできて、今更排除できない感じです。
オー!ブラザー!とか、クイルズも良かった。ステーシーとかもベストに入れたかったなぁ。欲張りすぎか~。
個人的には、ハンニバルとか、ジルリップスも、心に残りすぎてて困ってるんだけど・・・。
実を言うと、2001年の劇場通いは、月に1~2本ぐらいのゆっくりペースでした。
あとはレンタルでちまちま借りたりしたんだけど、もしや、なにかトテツもなく面白い映画を見逃しているような気もしてちょっと落ち着かない。
ちなみに、公開年度はテキトーに把握してるだけなので、違う年度のが混ざっているかも。
(2002.1月)
(2011年 追記)
ヒトコト
▼とにかく、圧倒的な映像美!!自然と共に生きるってすごい。鳥葬すごい。
▼ゲイのカップルとがさつ女子の友情と子作りのハナシ?ちょと違うか!
▼連合赤軍事件を劇中劇として描いています。彼らに、何が起こっていたのか。
▼シュヴァンクマイエルは常に最高。
▼ジェレミー・デイビスが良いのですよ。
ラズベリー
ちなみに、ラズベリーは、パール・ハーバーでお願いします・・・。(ぼそっ)