THE NIGHT MANAGER(Season1)
ほら、先日ゴールデン・グローブ賞の授賞式があったじゃない?
でもって、トム・ヒドルストンやヒュー・ローリー、オリビア・コールマンなどが受賞していたワケやけど、ヒュー・ローリーは、あのドクター・ハウスを差し置いて、初受賞だって言うじゃないですか!
アタイはその時、「そーゆーコトならすみやかに、彼らを受賞に至らしめた、ナイトマネジャーなるドラマを見なければならん!!」とピピっとお告げを授かりまして、早速務めを遂行した次第です。
ズズー。(お茶)
結論から言うと、
ナイト・マネジャー面白かった!トムヒがナイト・マネジャーなの2話までやんけ!とか、ツッコミ所はいくつかあるけど、とにかく絵面が美しい。アラブの春ではじまり、スイスに場所が移り、そして・・と景色も堪能できるし、しかもキャストの美しさたまらん。中でもエリザベス・デビッキ最高すぎる!!
— ikuko (@ikucolin) 2017年1月11日
・・・・という感じ。(ツイート自体はテキトーなんだけど、どうやって埋め込むんだろ?と思って試してみました。)
他にも、しばらく寝込んでいた男が、こんなマッチョぶりを維持できてたまるか!・・・というツッコミなど、多々ありはするのですが、全てのツッコミコミコミで、脳内トリプルアクセルを決めて「好き!!」というゴールに着地でき、かつ、人様にオススメしたくてウズウズする、見ごたえ絶好調なドラマでした。
■続き
あらすじ
ひとことで言えば、スパイ潜入捜査もの。
ナイトマネジャーのパインが、図らずも武器ディーラーのローパーと接点をもつことになり、軍人として、武器のもたらす地獄を見てきた過去もあり、「こいつ許さん!倒す!」とばかり立ち上がり、スパイに転職(?)して頑張るぞ!ついでに愛人も横取りしちゃうぞ!・・・というお話よね、たぶん。
BBCでは、60分もの全6話だったらしいけど、アマゾンで独占配信中のやつは、なぜか45分もので、全8話ということになってます。
1. 美しい客
舞台はカイロ!
アラブの春のまっただなか、高級ホテルのナイト・マネジャー、ジョナサン・パインは、情を交わした美しい女性客の死を通じて、恐ろしい裏社会を操る、富豪ローパーの影を垣間見ることになります。
2. 世界一の悪党
舞台はスイス!雪山ヤッホー!
スイスのホテルに転職したパインは、偶然にもローパーを客として迎えることになり、過去のモヤモヤを原動力に、その身辺を探ります。
でもって手土産を持って、ローパーを追うアンジェラ・バーと接触します。
3. 華麗な王国
舞台はマヨルカ島!ゴージャス!セレブの暮らし!ゴージャス!
・・・ついにローパーのふところに、まんまともぐりこむパイン!
こっから先のパインは、もはやナイト・マネジャーではなく、MI6からも存在を隠す、孤独なスパイとなったのです。
4. 不協和音
舞台はマヨルカ島!
ローパーファミリー内にざわついた動きがあったり、パインとジェドの仲が深まったり、疑心暗鬼あったりと、まぁいろいろ。
5. アンドリュー・バーチ
舞台は後半、イスタンブールへ!
パインは、ローパーの側近として、アンドリュー・バーチという名をつけられ、ローパーの信頼をゲットするため、死の商人という仮面をかぶります。
6. 血と鋼の王国
舞台は「安息の地」?シリア国境付近らしい。
内部にいる裏切り者をあぶりだすため、ローパーの側近が一同に集められるのです。
基地では、武器の凄まじいプレゼンが行われます。
いくら人払いをしているからって、ナパーム弾で村ごと燃やすとか、お前!!お前なぁ!!
7. 安息の地
舞台は安息の地から、カイロへ。(ふりだしに戻る!)
パインもジェドも、ローパーに疑われてるぞ!ハラハラして、ヒヤヒヤしますぞ!
8. ナイルの夜明け
いろいろあったけど、めでたしめでたし!
感想
まず、オープニングのシーンが凄いんですよ!
富豪の富を象徴する絵面に、死を呼ぶ武器がかぶるのです。そのとんでもない美しさに、背筋がゾゾゾと震えます。
本編は、裏社会の汚さが、ハードに語られるお話ながら、登場人物の美しさと、世界をまたにかけたダイナミックな舞台、本格的なセレブ描写と、甘美な好物が並んでいました。
トム・ヒドルストンもヒュー・ローリーも、「凄み」の部分ではイマイチなので、ぬるい部分も感じなくはないんだけど、脇を固めるトム・ホランダーや、オリビア・コールマンが、極上スパイスとして効いていて、物足りなさはなかったです。
それに、後半はさすがに、ゾクっとしました。
だってさ~、苦しむ子供たちを見ながら、それを「兵器の効果」として受け止め、商売として展開していく人間がいる、ってことは、まんざら絵空事じゃないだけに、心底血の気が引いてくのよね。
まぁアタイはミーハーですので、そこはシリアスに憂えて貧血でふらつきつつも、ぶっちゃけ、トムヒの一流ナイトマネジャー姿をもっと見たかったんですよ!
洗練された物腰といい 、スタイルの完璧さといい、品のある言葉遣いといい、美しいったらないんだもん!
こんなマネジャーのいるホテルのスイートに泊まれるなら、エジプトだってスイスだって、死ぬ気になって行くだわさ!(アタイ@長距離飛行、基本ムリ!)
ところがローパーのふところに潜入後、最上級のジェントルマンが、一転ヤクザなチンピラに!
話の進行上仕方のない変身とはいえ、アタイは残念でございましたぞ!
まぁ、潜入捜査をしてるんだから、偽の経歴の人物を、演じなければなんないのはわからぬではない。
ただ、モトの紳士ぶりが完璧なのに、その偽の経歴というのが、ちょっと雑すぎやしないかなぁ?
なんせいきなり盗みや殺人といった、体育会系の犯罪者に変身するんよ。
何?それ、何?
キャラクター的に別人じゃん!違和感あるって。
そこはやっぱしアンジェラさん、もうちょいパインのキャリアを生かした、知能犯ポジションを用意したげて!と悶絶しました。
あと、キャストの中では、エリザベス・デビッキが、とんでもなくゴージャスで、アタイ萌え死にそうでした。
美しいし可愛いし、何を着ても似合うし、何も着なくても似合う!!
その、人類の頂点に立つがごとき美貌に、見とれるだけで夢心地。
しかもトム・ヒドルストンとの2ショットとか、めっちゃよくできたCGか?と見まごうばかりの完璧さ!
これからも、目をこらしておっかけちゃいたい女優さまです。
エリザベス・デビッキさんは、そのうち、アクトレスコーナーに追加するから!
「ナイト・マネジャー」データ
監督
- スザンネ・ビア
キャスト
- トム・ヒドルストン(ジョナサン・パイン)
- ヒュー・ローリー(リチャード・ローパー)
- エリザベス・デビッキ(ジェド・マーシャル)
- オリビア・コールマン(アンジェラ・バー)
- トム・ホランダー(コーキー)
- オーレ・アッティカ(ソフィー)